今年も甲子園の時期が・・・
いよいよ今年も甲子園の時期がやってきましたね。
高校野球好きの私は、毎年この時期になるとスイカやアイスを食べながら、1日中テレビの前で高校野球を見てしまいます。
家の中はクーラーで快適に過ごせますが、こんな灼熱の暑さの中でハツラツとプレーする球児の姿を見ると本当に勇気と感動をもらいます。
今まで数多くの試合を見てきましたが、その中でも私の記憶に強く残っている試合をご紹介したいと思います。
熱戦、早稲田実業VS関西(2006年選抜)
記憶に残る試合。それは2006年春選抜2回戦の早稲田実業vs関西の試合です。
早稲田は斎藤佑樹、関西は ダース・ローマッシュ匡を主要としたメンバーでした。
関西打線は元ヤクルトの上田剛士や桃太郎打法と呼ばれ独特な構えから広角に好打を連発する安井一平など、破壊力抜群でどこからでも繋がる打線に当時の私はとてもワクワクしていたのを覚えています。
試合は壮絶な打撃戦となり延長15回、7-7で決着がつかず再試合となりました。
早稲田実業VS関西(再試合)
次の日に行われた再試合も接戦となり、2-1と早稲田が1点リードした場面の8回裏、
ランナーを1人置いて関西の3番バッター下田がバックスクリーンへ衝撃的なツーランホームラン。これで関西が3-2と逆転して勝負あったと思われました。(下記動画の1:00~)
しかし早稲田実業もここでは終われません。
その裏早稲田が一塁にランナーを置いてバッター船橋の当たりが一二塁間を抜けてライトへ。
するとチャージをかけた関西のライト熊代がまさかのトンネル。
これでバッターランナーまでもが帰り、4-3と早稲田が再びリードを奪います。
シーソーゲームを制したのは・・・?そして…
しかし諦めない関西は9回裏、ツーアウトからエラー、四球、内野安打で満塁とし、
バッターは前日の試合で起死回生の3点タイムリースリーベースを放っている4番の安井という最高に痺れる場面。
結末は安井がキャッチャーフライを打ち上げて試合終了。
すると試合終了のサイレンが鳴ると同時に両チームの健闘を讃えるかのように、季節外れの雪が降るという試合でした。
本当にこの試合は最後までどちらが勝つか分からない展開でテレビの前から動けなくなっていたのを今でも覚えています。
早稲田はこの年の夏の甲子園で田中将大を要する駒大苫小牧との延長再試合の激闘を制し、全国制覇しましたが、早稲田の選手に「高校で1番記憶に残る試合は?」と質問すると、多くの選手が関西との延長再試合を挙げたようです。
コロナも第5類となって迎える今回の甲子園。
球場にも沢山の応援や歓声が戻り球児達の躍動する姿が戻ってきました。
全力でプレーするからこそ生まれる奇跡や感動。そのワンプレーにすべてを懸ける球児たちの姿を見逃さないように今年の夏もテレビの前にかじりついて全力で応援したいと思います。
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